作成日 : 2008-05-18 16:06|HIT : 5970
魯迅

魯迅- 本名=周樹人


魯迅【ろじん/ルーシュン】
 (1881.9.25―1936)
 本名=周樹人,幼名=樟寿,字=矛才,別筆名=唐俟,巴人
 【職】作家,思想家,文学史家【生】浙江省紹興
 【学】仙台医学専門学校(現・東北大学医学部)卒
 【歴】1902年官費留学生として日本留学、医学を学んだが、
 帰国後再び来日、中国民族性の改造をめざして文学を志した。
 1909年帰国、郷里で教師となり、1912年教育総長祭元培の推挙で、
 教育省部員、北京女子大で教鞭をとった。

 その間1918年処女作『狂人日記』を発表した。
 中国の近代文学の出発点と呼ばれる作品。
 雑誌『新青年』四巻五号(1918年)にて発表され、
 第一作品集である『吶喊』(1923年刊行)に収められた。
 主人公は友人から一冊の日記をもらう。
 被害者意識が過剰なほどに精神を病んだその友人の弟が、
 自分の病気を自覚してから、兄によって精神病院に、
 入れらるまで記述した日記だった。
 人間は人間を食べてしまうと本気で信じて、血の繋がった兄でさえ、
 自分を食べようとしていると強い恐怖を感じるまでを、
 日記に綴っている。中国民族が特有に持っているといわれる、
 人間を食べてしまうという「亡霊」に対する恐怖心を描いている。
 魯迅は、封建社会における中国古来の礼教を批判している。

 『阿Q正伝』(1921~1922年)
 雑誌『新青年』にて発表された第一作品集である。
 『吶喊』(1923年刊行)に収められた。
 主人公が、苗字や名前また、出身地も以前の記憶がない農夫阿Qに、
 出会って、その彼が趙家の掠奪の罪により銃殺に処せられるまでを、
 書き綴った記録の物語。
 自尊心は異常に強いが、あまり深く物事を考えない阿Qが、
 周囲に流され革命党の仲間入りしようとする。
 格好だけは革命党になれたが、実際には仲間に入れなかった。
 掠奪の容疑で捉えられた彼は、取調べの中で、
 謀反を起こそうとしたと供述した。
 そして、革命は起こったものの窃盗や掠奪があとを絶たず、
 阿Qはその戒めとして処罰された。
 魯迅の民族意識と思想をより総括的普遍化しようとした作品。

 1926年学生の虐殺事件で北京脱出、アモイ、広州を経て、
 上海の租界地に定住、1927年北京女子大の教え子許広平と結婚。
 二人が交わした愛の書簡集を『両地書』(1933年)にまとめた。
 後年はマルクス主義に傾き中国左翼作家連盟によりファシズムに抵抗した。
 他の著書に創作集『吶喊』(1923年)『彷徨』(1926年)、
 散文詩集『野草』(1927年)、短編集『故事新編』(1936年)、
 『中国小説史略』などがあり、邦訳作品集に『魯迅文集』
 (全6巻,竹内好訳,筑摩書房)がある【家/交】弟=周作人(作家)


  資料提供:中国一人ぽっち

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