作成日 : 2009-05-18 21:16|HIT : 7705
妲己(だっき)

史上最毒な美人-妲己


妲己は蘇氏の娘であり、商国紂王の子辛の寵妃である。
蘇国は今日の河北省済源県で商国の子辛は商国の最後の王である。彼は幼いごろから聡くて、ものをよく言ったし、王になった後には対外的に多くの戦争を起こし、国内では残酷な圧制政治を施した。だけでなく贅沢と淫蕩なことを楽しんだし、妻妾たちが多いにもにもかまわず、美女たちを全国から集めた。

当時蘇国は紂王に不満を抱いていたが、これを理由で紂王は蘇国を討伐しろという命令を下した。しかし国力が弱い蘇国は仕方なく蘇国の美人妲己を紂王に捧げた。紂王は銀杏卵のような目に桃みたいな頬、白い肌の美人である妲己が好きになった。紂王は一日中妲己を連れてお酒を飲んで歌を歌いながら楽しむことだけを事とした。
その頃妲己は桃花粧という化粧をしたが、これはさまざまな花びらの液を抜いてその液を顔に塗る化粧法、すなわち今は燕脂と言う物だった。女人たちが使う燕脂の歴史はおおよそ妲己が桃花粧をしたこの時から始まると言える。

紂王は妲己の歓心を買うために、都邑の南側に長さ 3里、高さ 1000尺の鹿台と摘星樓を作った。この高い所で妲己は人々の悲鳴声を聞けば笑い出した。暴虐な紂王も妲己の笑い顔を見るために残忍な事を躊躇しなかった。例えば、弓で人をうつこと、虎に人を食うようにすること、生きた人の胸を割る事、あかがね柱に油をつけて炭火の上にかけておいて罪人がその上を歩くようにして滑って死ぬようにする刑を見しながら笑って楽しんだ。また商国の最後の君主である紂王はもともと知恵と勇気を兼備した賢明な王だったが、妲己という妖婦に抜けてつい極悪無道した暴君になってしまった。彼は残酷な刑罰を考案し出して自分を反対する官吏や民たちを火に焼き死なせながら快楽を感じた。
 
これでも不足だった紂王はお酒で池を作り、肉を掛けて森を成すようにした後、多い若い男女たちを裸になってお互いにからかいながら淫蕩な音楽と淫乱なダンスをするようにして、自分も食べて飲みながらこのような狂乱の宴を鑑賞した。いわゆる [酒池肉林]の主人公がまさにこいつらだ。
紂王の淫蕩で残酷な政治は王公大臣たちの不満を催した。しかし彼らは敢えて表面に現わすことができなかった。紀元前1039年、周国の武王は親しく大軍を連れて紂王を討伐した。当時紂王の軍隊は東夷と作戦を広げていたので、紂王は奴隷らを連れて戦闘に臨むしかなかった。しかし奴隷たちは紂王の命令は聞かなくて周国の武王の下に行った。大勢を判断した紂王はすべてをあきらめて鹿台に上がって自ら身に火を付けて死んだ。妲己も彼に付いて首を切って自殺した。 

一部分は周国の武王が紂王を討伐した時妲己も一緒に殺害されたと言ったりする。とにかく妲己が実在の人物なのかないかは確かではないが、周国の幽王の愛妃である褒とともに中国歴史上淫らで残忍な代表的な毒婦になっている。
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