作成日 : 2008-08-02 00:31|HIT : 24960
中国の国花

中国の国花に対しては梅を "百花の王"といって清代末期に国花と指定した事もあり伝統的に牡丹を "花の王"といって国花にしていると言ったりするが, 正確に言えばいまだに中国には国家で公式的に指定した国花がないのが実情である。

1999年中国では世界園芸博覧会が開催されたが、この時に参加国たちは皆それぞれ自分たちの国花を全面に立てたが開催国の中国だけは国花がなくて狼狽にあった。 その後中国では国花を一日早く指定して国家のイメージを高めようという世論がおこっている。

実は国花選定に対する要求は 1980年代からよく申し立てられて来た。 当時に中国では二度にかけた民間レベルの花卉評価大会が開かれたが、第一回目の大会では梅花が1位、牡丹が2位を占めたし、 第二回目の大会では牡丹が 1位で梅花が2位を占めた。

1994年春, 全国人民代表大会8期 2次会議で農業部長(何康)は 30人の代表委員たちと合同で全国人民代表大会常務委員会に <国花選定に対する建議>を提出した。
その後全国人民代表大会常務委員会は中国花卉協会に国花選定の事を委任した。 こういうわけで国花選定活動が全国的に展開されたが、当時国花選定の対象花に対しては次の三種類の要求事項があったと言う。

1. 中国で生長する純粋な中国花

2. 意味が明確で歴史文化的に中国を代表することができる花

3. 栽培地域が広範囲な花

当時の世論調査によれば国花に選定される一番有力な候補は牡丹と梅でその優劣を選り分けにくかったと言う。牡丹は栽培地域が広くないことと開花期間が 20日として短いということを短所で指摘受けたりもした。

1994年 10月, 全国の各省・市・自治区が国花選定のための投票に参加した。 その結果, 一国一花(牡丹)に賛成するのが18個省(全体 58.06%)で一国四花(牡丹・蓮・菊・梅)に賛成 するのが11個省(全体 35.48%)だった。 結局全国国花選定委員会は愼重な検討を経って牡丹を国花に選定して蘭・蓮・菊・梅をそれぞれ順に春夏秋冬 4季節の名花にすることに決めた。
しかし 1995年開催された全人大8期3次会議ではさまざまな原因で農業部であげた国花選定結果を留保させた。 その後今に至るまで中国にはまだ公式的に指定された国花がないのである。


中国社会調査事務所(SSIC)が最近実施した電話世論調査結果によれば、牡丹を国花にしようという意見が全体国民の 65%で一番多かった。 そして中日修交10周年の時に中日両国は記念切手を発行することに合議したが、この時日本は日本の国花である桜を切手図案として中国は牡丹を切手図案として発行した。
中国の国花は今後できるだけ早い時間以内に制定されることで見なされる。

牡丹は中国文化と不可分の関係がある。伝説によれば当代に測天女帝はすべての花たちに咲かせと命令したが牡丹だけが命令を逆って花を咲かせなくて洛陽に左遷されたと言う。
こういうわけで洛陽牡丹は "天下一"という栄誉を得るようになった。 ここで牡丹はどんな脅威と権勢も恐ろしがらないで節を曲げない品性を持っていると大部分の中国人たちはこれがまさに彼ら中華民族の民族性ともかなう面があると思う。

牡丹を国花に主張する人々は牡丹が穏やかながらも優雅であり、それが中国の悠久な歴史と豊かな文化遺産、中国の繁栄を象徴すると信じている。

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